DJI RS 3 Pro は、TVC、MV、短編映画、ドキュメンタリー、リアリティショーなどの効果的な撮影を容易にする、強力なスタビライザーで包括的なカメラ拡張プラットフォームです。主流のデジタル一眼レフ、ミラーレス、コンパクトビデオカメラに対応し、制御、安定性、フォーカス、動画伝送といった機能を強化し、クリエイティブな可能性を限りなく提供しています。
DJI RS 3 Pro 同梱物リスト
DJI RS 3 Pro | DJI RS 3 Pro コンボ | DJI RS 3 Pro コンボ + アクセサリー |
基本アイテム | プロ向けアップグレード | 全機能に対応 |
ジンバル | ジンバル | ジンバル |
キャリーケース | キャリーケース | キャリーケース |
BG30グリップ | BG30グリップ | BG30グリップ |
レンズ止着サポート(延長用) | レンズ止着サポート(延長用) | レンズ止着サポート(延長用) |
延長用グリップ/トライポッド(金属製) | 延長用グリップ/トライポッド(金属製) | 延長用グリップ/トライポッド(金属製) |
クイックリリース プレート | クイックリリース プレート | クイックリリース プレート |
ブリーフケース ハンドル | ブリーフケース ハンドル | ブリーフケース ハンドル |
– | フォーカスモーター (2022) | フォーカスモーター (2022) |
– | Ronin 映像トランスミッター | Ronin 映像トランスミッター |
– | スマートフォンホルダー | スマートフォンホルダー |
– | 下部クイックリリース プレート(延長用) | 下部クイックリリース プレート(延長用) |
– | – | DJI LiDAR レンジファインダー (RS) |
– | – | DJI Transmission |
その他の標準アクセサリー | その他の標準アクセサリー | その他の標準アクセサリー |
DJI RS 3 Pro では、スタンドアローン版とコンボ版の両方が利用可能です。
スタンドアローン版は基本的な撮影ニーズを十分すぎるほど満たしています。コンボには、フォーカスモーター(2022年)やRonin 映像トランスミッターなどの追加アクセサリーが付属しているため、プロ仕様の撮影が可能です。
高度なフォーカス調整と動画伝送体験を実現するため、DJI LiDAR レンジファインダー(RS)とDJI Transmission は欠かせないオプションです。
まず、DJI RS 3 Pro スタンドアローン版を開梱してみましょう。
スタンドアロンDJI RS 3 Pro を開梱:不可欠なクリエイティブニーズに十分充足
DJI RS 3 Pro スタンドアローン版は、商業撮影の基本的ニーズを満たすことができます。
プログレードの設計:さらに長くなったカーボンファイバー軸アームと自動軸ロック
RS 3 Pro のカーボンファイバー軸アームは、従来より長さが伸び、バランス調整のためのスペースが確保されたため、Sony FX6 やCanon C70 といったプロカメラに焦点距離24-70mm F2.8レンズを取り付けた状態でもバランス調整が可能です。
アームは長くなりましたが、ジンバルの重量は変わっていません。RS 3 Pro の最適化された構造設計にカーボンファイバー設計を加えたことにより、重量は、RS 2 と同じわずか1.5 kgを維持しつつ、積載量は最大4.5 kgを達成。軽量ボディにも関わらず、撮影を強力にサポートします。軸アームは、ラボで数万回ものカーマウント試験を受けた、高剛性の未切断カーボンファイバーシートを何層も重ねて構成されているので、非常に厳しい環境下での撮影にも適しています。
革新的な自動軸ロックにより、ジンバルの電源がオフのときに電源ボタンを長押しするだけで、3軸が自動的にロック解除され展開されるため、手動操作を必要とせずに数秒で撮影を開始できます。使用中にジンバルを一時的にロックするには、電源ボタンを1度押します。3軸が自動でロックされ、スリープモードに入ります。もう一度ボタンを押すと、ジンバルが再起動し、アクティブ状態に戻ります。これにより、シーン間の移行がスムーズになり、保管の効率が大幅に向上します。
プログレードの制御:無線Bluetooth シャッターとフルカラーOLED タッチ画面
シャッターケーブルを使用してカメラシャッターを制御するのは手間がかかります。ケーブルは紛失しやすく、使用中はカメラのUSB ポートを占有します。RS 3 Proは、デュアルモード Bluetooth技術を搭載し、ワイヤレスで効率的にシャッターを操作できます。[1] 一度ペアリングしたカメラは、次回は自動で再接続されるため、時間を節約できます。
大型の内蔵1.8インチOLED フルカラータッチ画面には、再設計されたユーザーインターフェースが搭載されています。すべての設定がさらに直感的で正確に行えます。
プログレードの安定性:第3世代RS 安定化アルゴリズム
RS 3 Pro は、第3世代のRS安定化アルゴリズムによって強化されています。ラボでのサンプリングデータによれば、RS 3 Pro はRS 2 よりも20%の安定性が向上しています。また、SuperSmooth モードにも対応し、動きの速いシーンや100mm 相当の焦点距離レンズを使用する場合でも安定した映像が得られます。
プログレードのエコシステム:マルチシナリオ ソリューション
RS 3 Pro には、2つのRSA/NATO ポートとバッテリーポートが搭載されているため、新しくなったDJI ブリーフケース、ツイストグリップ デュアルハンドル、テザー制御ハンドルなど、さまざまなアクセサリーに接続でき、さまざまな撮影要件を満たします。
DJI RS SDKプロトコルを使用すれば、サードパーティのメーカーや個人の開発者でも、DJI RS 3 Pro向けにカスタムソリューションを制作できます。走っている車からの撮影でも、ジブ、ステディカム、ケーブルカム、スライダーを使った撮影でも、RS 3 Proは包括的な撮影ソリューションを提供し、創造の可能性を広げます。
DJI RS 3 Pro コンボを開梱:プロ向けアップグレード
RS 3 Pro コンボには、スタンドアローン版と比較して、フォーカスモーター(2022)、Ronin 映像トランスミッター、スマートフォンホルダー、下部クイックリリースプレート(拡張)などの追加アクセサリーが付属しています。
プログレードのフォーカス調整:刷新されたフォーカスモーター(2022)
次世代のDJI RS フォーカスモーター (2022)は、前モデルよりもトルクが3倍(最大1 N•m)強力になり、ノイズは50%低減されています。これにより、フォーカス調整がスムーズに行え、撮影時の音声への影響も少なくなっています。また、クイックリリース設計を採用し、他にツールを用意しなくても簡単に組み立てられるので、すぐに使用できます。
プログレードの伝送:Ronin 映像トランスミッター
RS 3 Pro コンボには、1080p/30fpsのHDライブ映像を直接モバイルデバイスに送信するRonin 映像トランスミッターが付属しています。最大伝送距離は200 mで、エンドツーエンドの伝送遅延は最小で60 msです。
Ronin アプリでカメラパラメータを直接リモートで調整したり、スマートフォンでライブカメラビューを表示したりしながら、応答性が向上した低遅延度のForce Mobile でジンバルを制御できます。
DJI RS 3 Pro コンボ + 拡張アクセサリー:全機能に対応
DJI RS 3 Pro コンボに加えて以下のアクセサリーをご購入いただくと、よりプロフェッショナルなフォーカス調整、モニタリング、遠隔操作体験が可能になります。
プログレードのフォーカス調整:DJI LiDAR レンジファインダー (RS)
DJI LiDAR レンジファインダー(RS)には、Ronin 4D の高く評価されているLiDAR フォーカス技術が搭載されています。従来のフォーカス技術と比較して、LiDARフォーカスシステムは、被写体表面の模様に影響を受けるようなことはありません。特に、低照度環境下や被写体が複数いるような複雑な撮影シーンで効果的で、非常に安定したフォーカス動作で撮影できます。
新設計のLiDAR レンジファインダー (RS)は、14 mの範囲内で43200点の測距点を検知できます。[2] また、焦点距離30 mm、70°の広角FOVに対応した内蔵カメラで、様々な撮影シーンでのフォーカス調整の要件を満たします。
このレンジファインダーには、ワイドモードとスポットモードの2種類のモードがあります。ワイドモードでは、自動で被写体を検知し、被写体をフォローしながらピントを合わせます。スポットモードでは、被写体をフレームで囲むか、タップして選択し、手動でピントを合わせます。
次世代型の ActiveTrack Pro は、LiDAR レンジファインダーに組み込まれたカメラから直接画像を読み取り、顔、頭部、体から一度に最大5人の対象を識別し[3]、対象が高速で移動、または遠く離れている場合でも、そのうちの1人を追跡できます。
プログレードの伝送:DJI Transmission
DJI の空撮用の映像伝送技術をもとに生まれたDJI Transmission は、映像レシーバー、モニター、コントローラー、レコーダーを組み合わせた一体型ソリューションを提供します。DJI Transmission は、O3 Pro 動画伝送技術を採用し、最大伝送距離6 km[4] の信じられないほどの地上伝送を実現します。また、最大ビットレート50Mbpsでの1080p/60fps動画伝送や16-bit 48 kHzでのライブ音声モニタリングに対応。スケールの大きな撮影現場でも、高品質の映像・音声遠隔モニタリングを実現しています。
また、DJI Transmission は2.4 GHz/5.8 GHz/DFS(動的周波数選択)周波数帯の間を切り替える自動周波数帯ホッピングにも対応し、非常に安定した干渉のない遠隔モニタリング体験を実現しています。
新製品DJI TransmissionとRS 3 Proを組み合わせると、個々のニーズに合った撮影方法を実現できます。また、DJI 映像トランスミッターは、コールドシューを介してRS 3 Proに簡単に取り付け、直接電源供給されるため、追加のバッテリーを使う必要がなく、手持ち撮影時のセットアップの負担が軽減されます。
DJI 高輝度遠隔モニターは、音声が含まれるライブ映像表示に対応し、1台のトランスミッターに対し、複数のレシーバーで同時受信できます。制御モード使用中は、2台のレシーバー(モニター)を同時に使用して、RS 3 Proのジンバルを操作したり、フォーカスやカメラパラメーターを調整することができ、受信・モニタリング・操作を画面上で行うことができます。
DJI Care Refresh
DJI Care Refreshは、DJI製品向けの包括的な保証プランで、今回DJI RS 3 Proでもご利用いただけます。経年劣化や衝突、水没などによる故障・損傷は、製品交換サービスによってカバーされます。少額の追加料金を払うことにより、故障や損傷が生じたとしても、その製品を交換することができます。
DJI Care Refresh(1年版)は、1年間に最大2回の製品交換を含みます。DJI Care Refresh(2年版)は、2年間に最大3回の製品交換を含み、購入日から数えて最大2年まで保証期間を延長します。DJI Care Refreshのその他の専用サービスには、安全使用特典、グローバル保証サービス、送料無料などが含まれます。
DJI RS 3 Pro:チーム撮影を楽々と
DJI RS 3 Pro は、中規模や大規模の商用動画撮影向けに設計されたプロ仕様のカメラスタビライザーです。刷新された自動軸ロックとさらに長くなったカーボンファイバー軸アームにより、ペイロード容量と制御効率が向上します。また、LiDAR フォーカスとO3 Pro 動画伝送技術にも対応し、レシーバー、モニタリング、制御が統合され、チーム撮影を容易にします。
撮影に必要な基本機能が搭載された機種のみをお探しの場合は、DJI RS 3 Pro があれば十分です。フォーカスおよび動画伝送機能が必要な場合は、DJI RS 3 Pro コンボをお勧めします。予算に余裕があってよりプロとしての撮影要件を求め、本製品とそのエコシステムの可能性を最大限に引き出すことをお望みの場合は、DJI RS 3 Pro コンボに加えてDJI LiDAR レンジファインダー(RS)とDJI Transmission の組み合わせが最適です。
脚注:
- 対応カメラモデルの詳細は、対応カメラ一覧を確認してください。
- 強い光がない環境で測定。通常の撮影環境下で、被写体(人)の検出距離は7 mです。
- 十分な照度環境下で、識別しやすい特徴、及び/または、識別しやすい表面の模様のある被写体の場合にのみ、利用可能。
- 制御モードを使用し、FCCに準拠した、干渉のない標準的な環境で測定。(日本国内:4 km)