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MAVIC, PRODUCT

Mavic 2 Pro 写真家目線の徹底レビュー:別所 隆弘氏

Mavic 2 Pro  写真家目線の徹底レビュー:別所 隆弘氏

この度、DJIのグローバル先行ユーザーとして、日本国内の個人ユーザーとしてはおそらく最初に実機を使わせて頂く機会を頂きました。そのインプレッションをお届けしたいと思います。

私個人のことを少しだけお話しますと、ドローン歴2年半で、写真をメインにやっております。おそらくこれから動画の記事やインプレッションはたくさん出てくると思いますが、「写真家目線」での記事というのは、それほど多くないと思います。ですが、これからお話するように、新しいMavic 2は、ProもZoomもどちらも携帯性に優れていて、写真家が「もう後少し向こうに行きたい」と思うような難所に軽々と持っていけます。

このMavic 2の登場で、これまで躊躇していた写真家たちのドローン参入は一気に増えることと思います。それほどの革命的なポテンシャルを秘めたMavic 2を、今日はまずProの方からご紹介したいと思います。

 

1.イメージングシステム

まずは何より、Proに関してお伝えしたいことは、前機種から刷新されたカメラ部分でしょう。Hasselbladという単語は、写真家の皆様には燦然と輝く大文字として記憶されていると思います。この文字がMavic 2 Proのカメラに刻印されているティーザー映像を見た時は、HasselbladがDJIとパートナーシップの関係にあると知っていた私でさえやはり驚愕でした。

イメージセンサもまた、上位機種であるPhantom 4 Proに乗っているセンサーと同じ1インチを搭載。いわゆる「高級コンデジ」が積んでいるのと同じカメラセンサーを、ほとんどペットボトルサイズの機体に詰め込んでいます。その恐ろしいほどの映像のポテンシャルは、まずはこの写真を見てもらえれば一目瞭然かと。

写真家の皆さんにプレーンな目で画像を判断していただきたいので、jpgの撮って出しを準備いたしました。何一つ画像の修正は入っていません。太陽は左後ろから順光気味にあたっていますが、恐ろしいほど美しくすべての色彩を捉えています。

空の薄い青、海の濃いブルー、エメラルドの海、大地の緑、そしてビーチの白。遠浅のビーチがグラデーションを形成して青へと変化していく様が、克明に取り込まれている。拡大するとなんと人まで写っています。

大型センサーのダイナミックレンジの豊富さと、Hasselbladの魂とも言えるレンズ部分の光学的な解像性が相乗効果を発揮して、現行で発売されているドローンのカメラの中でも最も表現力に富む画を取り込むことが出来ます。

 

そうしたイメージングシステムのすさまじい性能は、写真だけではなく動画でも存分に味わうことが出来ます。次の動画をご覧になってください。

 

 

夕日に向かって完全に逆光状態のまま、クイックショット内のロケットを使っています。ボタン一つでこの動画が撮れてしまうというのも衝撃なのですが、カメラをやる人間からすると、動画のレベルでこれほどの色彩感を逆光で維持できるというのが驚愕なのです。

夕焼け空の優しい色合いや暮れつつある青空の階調もそうなのですが、雲の下部分のもやった感じ、海の表面にきらめく光。これらすべてを4Kで撮影できるというのは、動画メインの方にも垂涎の性能ではないかと思います。

2.機動力

Mavic 2の素晴らしさはそのイメージングシステムの力強さだけではなく、小さなボディがもたらす機敏な動作も素晴らしい部分です。私はPhantom 4 Proをこれまで使っていたのですが、一回り小さいMavic 2は、その機動性においてPhantom 4を凌駕する軽快さを持っています。例えば次の様なショット。

 

こちらもjpg撮って出し。真俯瞰からの定番のドローンショットです。100メートル上空から狙っているにも関わらず、予想外の動きでくねくねと移動する被写体を適切な場所に収めるのは大変なものですが、Mavic 2は前後左右に機敏に動くことができて、切り返しも非常に早いので、こういうショットを収めることが出来ます。

そしてやはりここでも画像の美しさが際立ちます。エメラルドの色もそうですが、その中でハイライトに飛びそうな「白」の表情を捉えてくれているのが、写真家としては嬉しい一枚です。

 

3.駆動時間

風景写真というのは、一瞬を撮るために何時間も待つことを余儀なくされるジャンルの一つです。3時間山登りして、太陽が出るのを待つのに2時間、たった数枚だけ撮って15分で山を降り始め、また数時間歩く、みたいな「準備時間」が莫大なジャンルなのですが、それはドローンでも変わりません。

ドローンにおいては空を飛べる時間は限られているので、その「準備時間」をできるだけ短縮するための努力は必要なのですが、それでも飛ばしてみたら思った構図がなかなか見つからないというのはよくある話です。なにせドローンにおいて、構図はほぼ無限にあるのですから。例えば次の動画は、最初の撮影の際にたまたま撮れていたものです。

湖面の状態が素晴らしく、それが動画で取り込まれていることの感動が先に立ってしまうのですが、それはさておき、私はこの時「どのくらいの高度が一番美しく見えるか」を、何度も何度も探っていました。気づいた時にはバッテリーは70%を切っています。

ですが70%残っているというのは心強い。公式の情報ではMavic 2は31分の飛行時間が約束されています。となると、70%となるとまだ20分以上飛べるわけです。前機種と比べて更に伸びた飛行時間というのは、やはり圧倒的な余裕を撮影者にもたらします。その成果は次の写真になりました。

 

4.現像適正

先程までと違って、一枚目の写真は簡単な現像を入れた写真です。ウロウロと最適の構図を考えながら飛ばしていて、田んぼの温かい色と、湖面に反射する青空のカラーグラデーションがとても綺麗で、この場所からの一枚がベストと判断しました。

さて、ここで2枚目の写真です。2枚目はRawで撮影したもので、いわばこのカメラの「何一つ触っていない本当の生データ」としての画像データです。こういう白が優勢の被写体においては、カメラは白飛びを抑えるために全体を暗めに、ちょっとどんよりした感じに捉えてしまいがちですが、そのRawデータから簡単にレタッチして仕上げました。

なんという現像余地の大きさでしょうか。これこそ1インチセンサーを積んだカメラが、写真家にとってどれほどありがたいことかの証明になります。ダイナミックレンジが広く、シャドウやハイライト部分の色が失われないんですね。それはさらに条件が厳しい次の様な写真でも明白です。

光が入らない暗い岩陰と、逆に輝かんばかりの青空。写真目線では光の処理に非常に困るシチュエーションです。人間の目で見ているときには美しいですが、カメラは明るいところか暗いところ、どちらかに輝度を合わせねばなりません。

この時Mavic 2は空の輝度を飛ばさないことを選んで、「青」をしっかり出してくれましたが、その代償は岩の下の影でした。

下の写真がそうです。ですがそこからちょっと影をわかりやすく明るくしてみましょう。すると、こんな簡単な現像を加えただけで、一枚目の様な写真に変わります。このありがたみ!さらには繊細な描写と解像感!

 

 

 

5.まとめ

というわけで、まさにMavic 2 Proというのは、持ち運びやすさや軽快な運動性能、長い駆動力を保証するバッテリー、そして何よりもHasselblad製のカメラが映し出す繊細な描写性能によって、風景を撮るのに最適なドローンの一つと断言出来ます。

これまで私はPhantom 4 Proで仕事をしていましたが、一度これを持って山登りした時、こんなしんどいことをするならMavicを買おうと思ったくらいだったのです。

その時はやはりセンサーサイズなどカメラの部分で断念したのですが、もはやMavic 2ならばその心配も不要です。皆さんのポートフォリオを美しく彩る相棒としてMavic 2 Proは最適の選択肢だと保証します。

(記事内のすべての写真・動画は、自治体や管理者さまの許諾を得て撮影しています。)

Mavic 2のご購入はこちら

別所 隆弘 (Takashiro Bessho)

滋賀県在住。フォトグラファー。アメリカ文学研究者。National Geographicが主催する「Nature Photographer of the Year」の「Aerials(空撮部門)」2位やニッコールフォトコンテストなど、国内外の写真賞を多数受賞。写真と文学の融合を試みるのが最近の関心事。

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in 2018-09-10
Tags | Mavic 2

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