ドローンを飛ばす楽しさは、飛ばす場所によってまったく違ってきます。たとえば、自宅の室内で飛ばすより、屋外に行って飛ばすほうがずっとおもしろいに決まっています。そのほうが、まわりの環境は魅力的ですし、その場所を探索するのも、写真や動画を撮影するのも楽しいでしょう。
多くの人が、旅行先で使ってみたいという理由で空撮ドローンを購入しているのも、十分にうなずけます。旅行というのは、美しい土地、刺激的な世界を求めて出かけていくものですから、そんな世界を空から眺められたら、心が躍るのは間違いありません。この記事では、旅行のお供に理想的な5モデルのドローンをご紹介します。
Mavic 2 価格チェック
DJI Mavic 2 ProとMavic 2 Zoomは、Mavicシリーズに加わった最新モデルで、高画質の画像を簡単に撮影することができます。折りたたみ式で携帯性が高いので、Mavic 2 ProとZoomはどちらも次のご旅行に理想的です。両モデルとも、堅牢な耐風ジンバルが付属し、撮影は常にスムーズに安定しています。最大8kmの範囲で1080pの転送が可能で、全方位障害物認識の機能をもち、飛行時の静音性も向上しました。最大飛行時間は21分、最大速度は72km/h(約45マイル/h)。飛行時間も速度ものびて、いつまでも大切にしたい思い出を残すことができます。
Hasselbladとの共同開発により、Mavic 2 Proにはまったく新しいHasselblad L1D-20cカメラが搭載されました。最高の画質で、色の深みも広がり、自然の風景でも街並みでも最高の撮影が可能です。
Mavic 2 Zoomは、1/2.3インチ 12メガピクセルのセンサーと光学2倍ズームを採用し、最高のショットを安全な距離で落ち着いて撮影できます。旅行先で式典、動物、スポーツイベントなどを撮影する機会があるなら、クイックショット「ドリーズーム」もぜひ使ってみてください。
現実から離れたほんのひとときはいつまでも心に残しておきたいもの。Mavic 2 ProとMavic 2 Zoomが思い出に残るプロ並みの写真と動画を可能にします。
Mavic Air価格チェック
エンジニアリングとデザインの美しい融合から生まれたMavic Airは、旅心のおもむくまま、どこへでもついていきます。Mavic Proと同じ折りたたみ式のコンパクトなデザインを受け継ぎながら、ほぼ半分のサイズを実現しました。しかも、後方ビジョンセンサーを搭載し、SmartCaptureモードや、Asteroidをはじめとする新しいクイックショット、8 GBの内部ストレージ(Micro SDカードスロットとは別に)が追加されました。最大飛行時間は21分で、Mavic Proより若干短くなりましたが、3軸ジンバル4K対応カメラを搭載するモデルとしては、DJIの歴代ドローンのなかで最もポータブル。旅行のお供にぴったりです。
Mavic Air開封の様子とMavic Airレビューもお読みください。また、Mavic Airと一緒の旅がどんなものかは、下の動画をご覧ください。
Spark価格チェック
Sparkは、DJIの最小ドローンですが、飛ばす楽しさは最大級です。DJIの他のドローンと違い、Sparkは手のひらから離陸し、最新のジェスチャーコントロールで操作します。つまり、手を動かすだけで操縦できるのです。お出かけのとき、空中からのセルフィーがこれほど簡単なのはSparkだけです。
たとえば、休暇で山登りしたとき、登頂のまさにその瞬間を撮影したいとしましょう。そんなときも、Sparkをカバンから取り出して準備し、カメラを自分に向けて、電源ボタンを2回押すだけです。Sparkは、あなたの顔を認識したうえで手のひらから離陸し、次のコマンドを待ちます。動画の撮影もセルフィーもジェスチャー操作だけで、スマートフォンもコントローラも必要ありません。
Sparkは、小型ながら性能の妥協は一切ありません。2軸ジンバル、12 MPカメラを搭載し、Pano、ShallowFocus、クイックショットなど独自の撮影モードに対応しています。クイックショットモードでは、プリセットのフライトパスに沿って飛ばしながら撮影者を追跡できるので、旅行中の記念すべき場面を簡単に共有できます。
Sparkの撮影モードの使い方は、こちらをお読みください。また、Sparkを持ち歩く旅行の楽しさは、下の動画でお確かめください。
Mavic Pro
コンパクトでパワフルなMavic Proも、旅先に携行するには最適なモデルです。カメラの性能ではPhantom 4 Proに一歩譲りますが、4K動画撮影にも対応しており、3軸ジンバルで撮影の安定感も確保されています。発売から1年ほどたちますが、飛行性能とカメラ性能のどちらでも、このクラスではいまだに他の追随を許しません。
飛行中の安定性が高いので、夜間の長時間撮影も得意です。都市の景観や、光跡が多くなる夜間の道路などの撮影もお任せください。忘れてはならないのが、1回の充電で最大27分の飛行時間を実現するバッテリーです。さらに、多くを一新したPlatinumでは、最大飛行時間が30分までのびています。
Mavic Proを旅先に持っていくときのヒントは、下の動画をご覧ください。
Phantom 4 Pro
DJI Phantomは、DJIを代表するクアッドコプタータイプのドローンです。1インチCMOSセンサーを搭載し、5方向の障害物検知や、ActiveTrack、Draw、TapFlyなどのインテリジェントフライトモードの機能を備えています。
重量は1.388 kgですが、その性能を考えれば、けっして重くはありません。ただし、他のモデルと違ってコンパクトに折りたたむことはできないので、長時間歩くのであれば、専用のバックパックが必要になります。比較的大型の製品ですが、写真や動画に求める水準が高く、休暇にレンタカーを利用する機会があれば、Phantom 4 Proは旅行に向いたドローンです。
どのドローンがおすすめ?
カメラ性能が最優先であれば、Phantom 4 Proをおすすめします。カメラ性能を落とさずに、ある程度のポータブル性も重視したければ、Mavic 2かMavic Proがイチオシです。ポータブル性が最優先で、空撮を手軽に楽しみたいという方は、Sparkをどうぞ。
ご自分に最適なドローンの選び方については、こちらの記事もお読みください。
旅行のお供にどのドローンをお選びいただいても、操縦の楽しさと、見たこともない冒険の世界が、あなたを待っています。