世界を旅する
William LancasterとRenae Hemsingが世界旅行をスタートしたとき、旅を通じて学んだことや、成長できたことを記録し、訪れた場所を撮影するために、ビデオカメラを使う予定でした。
10月初旬、2人は撮影用にSonyのデジタル一眼カメラ α6000を持って、カナダ西部のカルガリーからロンドンに向けて出発しました。2人にとって旅の目的の一つは、自らの『快適だけど狭い世界』から抜け出すこと。そして、自分たちの視野を広げることでした。2人は、旅の記録をシェアするためのSNSプラットフォームとしてYouTubeを選び、LifeGainsというチャンネルを立ち上げました。
「私、実はシャイで、内気な性格なの。」と、クリスマスの日にRenae(23歳)は、旅先のタイからGoogle ハングアウトのチャットで話してくれました。彼氏のWilliam(ソフトウェアエンジニアとして働く25歳)と彼女は、ちょうどジャングルでのトレッキングから戻ったばかりで、ビーチでリラックスしているところでした。
「カルガリーでの生活は穏やかで気楽なんだけど、何か狭い世界にいるって感じなんだ。それで世界を旅すれば、その『快適だけど狭い世界』から抜け出して、世界中のいろいろな人と出会って、何か新しい世界が開けるんじゃないかなと思って。このことは、僕にとって、すごく意味のあることだったんだ。」とWilliamは打ち明けてくれました。
3年以上のつきあいで、すごくお似合いの2人は、特に具体的な計画のないまま、まずはイギリスへ出発しました。
「ロンドンより先の行程は、泊まる場所を決めてなかったの。だから、すごくワクワクしたけど、同時にとても心配だったの。」とRenae。
ロンドンを早々に発った後の2人の滞在場所は、以下の通り。(訪問国順)
- オランダ(アムステルダム)
- ドイツ(フランクフルト/ケルン)
- チェコ共和国
- バルセロナ
- アテネ
- イスラエル
- アラブ首長国連邦(Renaeの家族のいるアブダビ)
- タイ
Osmoを使って、素晴らしい映像撮影
2人が旅を始めた早い段階から、ジンバル搭載のカメラを買おうという話は出ていました。Sony α6000は、ビデオ撮影機能が素晴らしいカメラですが、ジンバル搭載カメラのような滑らかな映像撮影はできません。(現在、アップグレードされたα6300 と、新製品のα6500が販売されています。) そこで、2人はジンバル搭載カメラの購入を検討しはじめました。
Williamは、「流れるように滑らかな映像を撮影したいと、ずっと思っていたんだよ。」と話してくれました。α6000での撮影は、自分の手でカメラを持って、さらにデジタルスタビライザーを併用するので、なかなか大変な作業です。2人は、Osmo Mobileにもともと注目をしていなかったのですが、YouTubeでOsmo Mobileの映像を見て、その滑らかさに驚きました。
そこで、ヨーロッパで一番美しい街と多くの人が賞賛するチェコ共和国のプラハを訪れたタイミングで、Osmo Mobileを購入しました。それは旅を開始して、およそ1ヶ月経ったときのことでした。2人は、購入後すぐにスマートフォン(Samsung Galaxy S5)で動画を撮影し、その映像を見て、クオリティーの高さと滑らかさに息を呑みました。
YouTubeの「Running Through~」シリーズの動画を開始したのは、それからです。ジンバル操作を身につけるには本格的な技術が必要だとWilliamは言っていますが、「Running Through Athens」を見る限り、彼はのみ込みがとても早いようです。
「実際のところ、旅先で出会う人みんなにOsmo Mobileの仕組みについて説明したくなっちゃうんだよ。まだ、ジンバルは一般的によく知られているとは言えないんだ。だから、この小さなツールを使ってスタイリッシュな映像を撮影すると、みんないつも驚いてくれるんだ。」と、Williamは教えてくれました。
Osmo Mobileの価格は299ドル。新しいカメラや高価なカメラを別途購入する必要はありません。Osmo Mobileに必要なのは、世界中で大勢の人たちがすでに使っているカメラ、つまり、スマートフォンです。
「スマートフォンがあれば、Osmoを使って誰でも映画のような素晴らしい映像を撮影できるの。」とRenae。でも、それだけではありません。スマートフォンの新製品が出て、搭載されているカメラの性能も向上すれば、Osmo Mobileで撮影する映像も進化します。Renaeもその点を見逃していません。
「新しいスマートフォンにアップグレードできるのって、最高よね。」とRenae。
実際、2人とも旅行中に新しいスマートフォンに買い換えています。それまで使っていたGalaxy S5から、低照度時の撮影性能に優れ、60fpsで撮影できるGalaxy S7に買い換えました。その結果、動画はよりいっそう滑らかになり、タイムリマップも可能になりました。
それでは、2人はどのように撮影に慣れていったのでしょう? 2人が旅行中に撮影した動画を見れば、撮影や編集技術が上達していく様子も確認できます。旅を始めたばかりの頃は、2人とも「動画の撮影や編集のスキルがあったわけではなかった。」と言っています。
Williamは「僕たちが学んだやり方は、誰もがすでにやっている方法だと思います。動画を撮影してさえいれば、自然と学べるんです。何をしたいのかアイデアがあって、そのアイデアをどうやって実現すればいいのかは、YouTubeのチュートリアルを見れば、OK。何かが足りないな、もっとクールにするためにはどうすればいいんだろう?と思ったら、これもYouTubeにアップされてる動画手法が説明されているチャンネルを見るとヒントがもらえるんだ。」と言っています。
プロモーションビデオの撮影
2人の旅のストーリーには、ちょっとしたおまけがあります。とあるホステルに滞在していたとき、2人は知り合った泊まり客から話を聞きました。東南アジアをほとんどただで旅行している人がいると。その人物は、ドローンを使ってホステルのプロモーションビデオを撮影し、そのビデオをホステルに提供することで、部屋代を無料にしてもらっているとのこと。そこで、2人はイスラエル滞在中に同じことを試すことにしました。
「僕らはイスラエルを離れる前に、とあるホステルのプロモーションビデオを撮影したんだ。ごく普通のプロモーションビデオだったんだけど、このビデオのおかげで、週の半分を個室に泊まることができたんだ。さらに、すごく豪華なコース料理を4回もご馳走してもらっちゃったよ。」と William。
これだけではありません。
Williamいわく、「このプロモーションビデオがきっかけになって、イスラエルのホステルのオーナー数人と、彼らの友人たちからも連絡があったんです。これは、Osmo Mobileで信じられないくらい滑らかな動画を撮影して、紹介したおかげなんです」。
Osmoの数多くの機能のうち、2人が特に気に入っているのがモーションタイムラプスです。通常、モーションタイムラプスは、高価な数種類のギアと、カメラをさらに一台必要とする手法です。かつてはハイエンドな技術だったモーションタイムラプスが、一般のユーザーでも使えるようになったことを、2人とも気に入っています。
「ジンバルは、ぐっと一般的になってきているし、この技術を使って他の人たちがどんなことをするのか、かなり興味があるな。」とWilliamは言っています。さらに、「Osmo Mobileを使えば、とびきりかっこいいコンテンツを誰でも手軽に撮影できます。たくさんの人たちが、低予算でどんな作品を撮影するのか、とても楽しみだね。」。
2人の言うとおりですね。そして、2人の動画も素晴らしいので、是非見てみてください!
Osmo Mobile
https://store.dji.com/jp/product/osmo-mobile
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