Osmo Pocketは、そのコンパクト設計、強力なパフォーマンス、4K/60fps動画撮影機能、さらにはActiveTrack(アクティブトラック)、パノラマ、タイムラプスをはじめとする特殊撮影機能で、今やステップアップを目指すビデオブロガー必携とも言える存在となっています。
今回の記事では、Osmo Pocketの理解を深めていただけるように、初めてお使いになる方に基本操作のヒントをお伝えしようと思います。
ヒント1:カメラ操作
Osmo Pocketディスプレイの右側にあるジンバルスライダーをドラッグすると、カメラが上下にチルトします。
高度な操作が必要なときは、Osmo PocketをDJI Mimoアプリに接続しましょう。アプリで「Gimbal Easy Control」を無効にすれば、精度の高い調整が可能になります。
ヒント2:ジンバルの再センタリング
ジンバルを再センタリングするには、本体の電源/ファンクションボタンをダブルタップするか、Mimoアプリで「Recenter」アイコンをタップします。
ヒント3:ペンライトモード
Osmo Pocketのコンパクト設計を活かして狭い空間を撮影するときには、Flashlight(ペンライト)モードがおすすめです。
ヒント4:高音質の確保
Osmo Pocketで撮影した動画の音質が気になっている方もいらっしゃるでしょう。音声を録音するときは、Osmo Pocketを正しく持つことが重要です。高音質を確保するために、この部分を覆わないようにしてください。
ヒント5:AFCとAFSの切り替え
撮影中のシーンに動きがあるかないかに応じて、オートフォーカス連続(AFC)とオートフォーカス単独(AFS)を切り替えます。フォーカスモードは、直接Osmo Pocketの設定で切り替えることも、
Mimoアプリの写真設定で切り替えることもできます。
AFCは、動きが多いシーンの撮影に使います。
AFSは、動きがない、または少ないシーンの撮影に使います。
ヒント6:露出の調整
露出オーバーまたは露出アンダーを避けるには、2つの方法があります。
DJI GOアプリやDJI GO 4アプリの場合と同じく、露出設定はMimoアプリを使って手動または自動で調整できます。
手動で設定する場合は、画像が明るすぎたり暗すぎたりしないようにISO、シャッター速度、露出時間を変えます。
自動で設定する場合は、露出が適正になるまでスマートフォンの画面でいろいろなエリアをタップします。設定したい露出になったエリアを、黄色いフレームの左下隅にロックアイコンが現れるまで押し続けてください。
ヒント7:画像の縦横比の変更
画像の縦横比を変えてみると、柔軟に構図を決められます。Osmo Pocketが対応している縦横比は16:9、4:3、3:2です。
縦横比は、プロ設定を有効にしているとき、またはMimoアプリで変更できます。
ヒント8:グリッドラインの有効化
三分割法は、撮影時に適切な構図を見つけるときの古典的な目安です。Mimoアプリでグリッドラインを有効にして、メインの被写体をグリッドラインに合わせるか、線の交差する点に合わせてみましょう。
ヒント9:ギャラリーで映像に「いいね」
ギャラリーで静止画や動画に「いいね」を付けると、「LIKE」セクションに表示され、それ以外の静止画や動画と区別しやすくなります。この機能が役に立つのは、特に長時間に及ぶ撮影のときです。保存した画像が膨大になった場合でも、「いいね」した画像はすぐに見つけられます。
ヒント10:撮影中に充電
Osmo Pocketのバッテリーの残り時間が少なくなったのに気づいたけれど撮影は続けなければならない―そんなときは、外付けバッテリーをつなぎましょう。携帯できる外付けバッテリーがあれば、Osmo Pocketを充電しながら、写真や動画の撮影を続けることができます。
最後のヒント:いつも備えを
驚異的な機能と性能を備えていながら、Osmo Pocketは予定していたことであるかまったく予定外のことであるかにかかわらず、貴重な瞬間を逃さないカメラです。Osmo Pocketを最小限のスペースに収まるサイズにしたのは、まさにそのためです。どこにでも持ち運べて、すぐに記録を始められます。
アウトドアに出かけるときは、持ち物チェックを忘れずに。家や車の鍵、スマートフォン、そしてOsmo Pocketです。